こんにちは、Hazuki(@August742Leaf)です。
今回はカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)を卒業した私が実践した英語の勉強法について紹介します。
- 留学したいけど、全く英語が話せないのに大丈夫だろうか?
- 現地に着いてからの対応はどうしようか?
- 留学しても英語が話せるようにならなかったらどうしよう?
そんな悩みを解決するきっかけは留学前の英語の勉強にあります。
正直なところ、留学前の英語勉強は非常に大事です!
もしあなたが早めに対策を打つことができたなら、留学生活を始めても解決の糸口をすぐに発見して自らの英語力向上を図ることができるでしょう。
英語ができれば、学費だって節約できちゃいます!
留学前の私は正直なところ、英語の成績もひどかったですし、ほぼ全く英語で会話を成立させるのが不可能な状態でした。
私は以下の勉強方法で基礎を固めて現地でコミュニケーションを試みてみると、表現の幅が増えたり、より自然な英語を習得することができました。
また、大学での勉強が忙しくなると英語を勉強する時間より、英語で何かをしなきゃいけなくなる時間が増えるため、最初の段階での短期集中が非常に役にたったなと考えています。
北海道の田舎の、偏差値50そこそこの高校出身の、何も知らなかった私がUCLA通えたのは少なくともこのセカンドチャンスのおかげです。
それでも1年生から入ってる人は学力以前に育った環境や経済力、視野の広さ、教養の高さなど1年や2年そこそこの努力で覆せないものをたくさんもっていた印象です。 https://t.co/h3PQoxBCVX
— Hazuki🔥葉月🇺🇸🇨🇳 (@August742Leaf) 2019年6月20日
私よりも高校の時点で私より優秀な方はたくさんいると思いますし、皆さんでもできると信じています。
皆さんの留学が良いものになると心より願っております。
Contents
英語の習得とは?インプットとアウトプットの繰り返し
英語などの言葉の習得はインプット(学習などで知識や経験を積む)とアウトプット(インプットした情報を発信)の繰り返しによって作られます。
具体的にはこのようなものが当てはまります。
- 誰かから話を聞く→他の人に教えてあげる
- 本を読む→内容を要約して誰かに伝える
想像してみてください。
あなたがまだ「ばぶー」としか発音できなかった赤ちゃんの頃からどのように日本語が話せるようになり、どうやって読み書きができるようになったのでしょうか?
お母さんやお父さんがあなたに話しかけているのをなんとなく理解して、なんとなく真似してみて、なんとなく通じるからコミュニケーションが成立するのです。
今となっては必要ないとと思ってしまいそうな学校での作文や漢字練習、問題を解くといった作業によって私たちは小さい頃から国語力、日本語力を高めていきました。
あれだけ嫌だった先輩や先生と話すことによって社会に出ても問題ないような敬語を身につけたりといった日常からゆっくりと習得していったのではないのでしょうか?
それをわずか数ヶ月で!1年で!みたいなノリでペラペラ話せるようになれる方は一部の天才を除けばなかなか難しい要求です。
更に旧来の授業スタイルである教科書の英訳のみでは言語習得の一番最初のプロセスであるリスニング(聞き取り)とスピーキング(話すこと)をすっ飛ばしているのでこれもなかなか理解できない方も少なくないと思います。
5年のアメリカ留学を経験した私は英語での日常生活や授業などには苦労しなくなりましたが、それでもまだまだ本場のアメリカ人のレベルには程遠いです。
彼らからしてみれば5年ぽっちの英語なんて、ずっと英語のみで生きてきた彼らの中では大したことはないのかもしれませんね。
私もいまだ”英語学習中”です。
ですので、最終的な結論として私たちのような英語が母国語でない人はコツコツ積み重ねあるのみです!
具体的には以下の方法を試してみましょう。
Listening to Speaking 聴く→話す
まず一番最初のインプットとアウトプットは「聴くこと」と「話すこと」です。
東進の某先生も言っていましたが、英語ってのは言葉ですから誰だって一定のレベルまで高めることは可能です。
私たちが赤ちゃんの頃、両親や様々な人々の話を聞いて覚えたように、言葉の始まりは聞くことにあります。
ユダヤ人曰く「聞くことは話すことより重要だから耳は2つある」なんて言われます。
それだけ聞くことは非常に大切な英語習得の要素なのです。
明治時代の日本のように翻訳して知識を習得するのみならず、現在では日常会話やパブリックスピーキングなど様々な場面で英語が求められています。
そのような英語のスキルをどのように身につけていったのか?
具体的なアプローチを紹介していきます。
好きな映画リピート作戦
おすすめなのは自分が好きな英語の映画やドラマを何回も見直して、好きなシーンを丸覚えすることです。
そして一人寸劇をして再現していけば良いのです。
これによって耳で聞いたものを口に出して耳と口の両方を使って覚えることでリスニングとスピーキングの訓練にしていきます。
なぜこれが良いと言いますと、「実際に存在する英会話のシーンをそのまま覚えることができる」からです。
とりわけクライマックスなどの派手なシーンではなく、打ち合わせや恋愛話など何気なく会話が含まれているシーンがおすすめです。
抑揚やアクセントなんかも学ぶことができます。
私の場合はとにかくハリーポッターを見まくりました。
ただ見てるだけ、聞いているだけではあまり効率が良くないのも事実です。
というのもただ単に聞いて話せるようになるんだったらとっくにやっていると思いませんか?
ですのでお気に入りのシーンを自分で選んで、その部分だけ丸暗記して口に出すことで効果的に覚えることができます。
騙されたと思って是非試してみてください。
ストーリーが含まれていますので、「この話し方はこんなタイミングやシチュエーションで使われているのか!」ということがわかると思います。
そしてわからない単語をメモしておいて後で調べれば英単語の勉強にもなります。
今の時代でしたらNetflixやHulu、Amazon Primeなどの安価なプラットフォームはいくらでもあります。
無料でしたらYouTubeやTedの中にも質の良いソースがたくさん詰まっています。
ぜひあなたのお気に入りの一本、見つけてみてください。
ひたすら真似してみる
ではこのハリーポッターでのインプットをどのようにアウトプットしていくのか?
簡単です。ひたすら使っていけばいいのです。
例えば、キャラクターが話しているセリフをそのまんま利用して一人で小さな芝居をすればいいのです。
もしくは相手が欲しければ格安の英会話を見つけて、その方相手に話してみてフィードバックをもらうのもいいかもしれませんね。
これは私自身の反省ですが、ハリーポッターはイギリスで製作された映画で、役者さんもほとんどがイギリス式の英語を話します。
そのため、実際にアメリカの生活でほぼ使われることのない言葉や英語の中でしか使われない言い回しもあったため、アメリカに留学した時の当初は多少の違和感を感じました。
マーベル系(スパイダーマン、アイアンマン、キャプテンアメリカetc)などのハリウッド映画やフレンズなどのアメリカを舞台としたドラマで実践するのが一番効率的です。
イギリスに留学される方にはハリーポッターをおすすめしています。が、その他各自にあった作品を選ぶといいです。
Reading to Writing 読む→書く
もう一つのインプットとアウトプットは「読むこと」と「書くこと」です。
こちらはまだ日本で高校生の方で、これから英語を勉強したり留学したいと思っている方でも普段から授業をとっている方でもある程度のスキルは身についていると思います。
私もアメリカでとても英語を話すのに「Somethingってどうやって書くんだっけ」と聴いてくるクラスメートがいてびっくりしました。
リーディングとライティングに関してはある程度自信を持って数をこなしていけば進展が見えてくるのではないでしょうか?
1つアドバイスをするならば、英作文はかなり重要なスキルなので重点的にやっておくといいです。
というのも受験勉強などから解放しておけば英語での文章作成はほぼ自分のアイディアや意見を書くことがメインになるからです。
ですので選択肢のある問題よりも、自分で自由に回答できる問題を多くこなすことがライティングのスキルの向上になります。
わからない単語はメモしておく
英語での読解能力を高めるためには
一説によると文章の中に5%ほどわからない単語があると文章の理解がすごく難しくなるそうです。
とはいえわからない単語があるのは仕方のないことです。
ですのでわからない単語は出てきた時点でその場で覚えてしまうのが効率的です。
私は小さなメモ用紙とペンを常にカバンの中に忍ばせておいてわからない単語をメモしておき、それを覚えるようにしました。
と言うのもメモしてすぐ覚えてしまえばいつ使うかなどの状況なども理解できてますし非常に合理的です。
さっきの映画を見ている最中も字幕を見ながらわからない単語をメモしておけばすぐに復習用の教材の出来上がりです。
メモやペンを持つのちょっとと言う方にはスマホのメモ帳でも代用が可能です。
キクタンなどの単語帳もいいですが、この方法ですと初期段階では実用的で覚えやすいと思います。
文法は留学する前に一冊分極めよう!
文法はできるならば留学前に身につけておきたいところです。
なぜならば、一度留学すると座学の機会が少なくなりどうしても生き残るためにブロークンな英語を連発しがちです。
旅行などで来ている方はそれでもいいのかもしれませんが、大学での授業やビジネスなどのオフィシャルな場面では正しい英語を使用した方が相手が受ける印象もかなり違います。
ですので文法は留学前に極めてしまう気持ちでいましょう!
アメリカに留学する前の私はいろんな本に目移りして、参考書や巷で噂の英語の本を購入しては3日坊主的に勉強をやめてしまったりして、かなりの時間とお金を無駄にしていまいました。
その経験から言えることはどんな勉強本でも一冊完璧にやりきれば実力がつく!です。
英語は日本語などと同じく言葉ですので、ルールがある程度ありますが、所詮はルールなので自分にあった
そんな私が出会った運命の一冊はこちらです。
この本はGrammar in Useという英語で書かれた本(英語の文法を英語で解説しています。)を日本語に翻訳して全く英語の話せない私でもイラストなどで理解しやすくてすごくおすすめです。
初級版と中級版は日本語訳で購入することができます。日本の高校で英語の授業を受けている方であれば中級版から初めても問題ないです。
Advance(上級)版には日本語の翻訳が無く、全て英語で海外から取り寄せる形になりますのでそこまでは必要ないかなというのが私の本音です。
もし英語の上達を実感できない場合は
もしすでに英語を勉強されている方で伸び悩んでいる方へ。
安心してください。そう感じているのはあなたが努力をしている証拠です。
というのも英語学習は「努力した分だけスキルが上がる」と言うわけでは必ずしもないからです。
だからと言って努力が無駄であると言うわけではありません。
努力は必要条件だからです。
それよりも日々の積み重ねをしていった結果、何か大きな挑戦を体験してそこでなんとか対応することができた時、大きな自信になると思います。
そんな時こそ自身の英語の上達が実感できるはずです。
実際に私の場合はこのようなタイミングで成長を実感することができました。
- 留学前の同級生と比べても絶望的な英語力の改善
- アメリカに来て初日、身振り手振りでマクドナルドを注文する
- 語学学校卒業前のエッセイ2年生大学でネイティブスピーカーがほとんどの英語のクラスを履修
- 4年生大学でよりレベルの高い授業を履修
ですのでもしあなたが伸び悩んでいる場合には普段やっていないことに挑戦(例えば実際に外国に行ってみたり、外国人のいるゲストハウスなどで交流会に参加してみるなど)してみるとそのような機会が見つかりやすいと思います。
終わりに
以上で私が留学前に実行した英語の勉強方を紹介させていただきました。
私が実践した方法はかなり我流でしたが、実際にそれなりにやってよかったなと思います。
他にも「こんな方法おすすめだよ」というのがございましたらコメントしていただけるとありがたいです。
みなさんの留学や英語学習がうまくいくことを心より祈願しております。
それでは今回はここら辺で失礼します。