こんにちは、Hazuki(@August742Leaf)です。
今回は私がそもそもなぜアメリカに留学しようと思ったかについて紹介します。
私はもし日本で普通の大学生になっていならば絶対経験できないような出来事にたくさん遭遇し、楽しいことも辛いことも経験しつつ、無事に4年制大学卒業というマイルストーンを達成し、端から見ればサクセスストーリーのような留学生活を送ることができました。
まともに英語も話せなかった私がここまで努力できたのは、私のわがままな夢を経済的に援助してくれた家族や、メンターやライバルとしていつも私のそばに寄り添ってくれた友人のみなさん、そして何も持たないこの若者にリターンも厭わずに様々な知恵を授けていただいた社会人の先輩方によるところが大きいです。
そんなアメリカ留学を振り返り、
- まだ新しいことにチャレンジできることはないか
- 一人で日本を出た時の感動や興奮を覚えてるだろうか
- これから留学したいと思ってる後輩たちに何か伝えられることはないだろうか
そう思い、せっかくの経験をこのブログにアウトプットしています。
私は高校の成績が優秀だったわけではありませんが、ですが結果的にたくさんのことを学ぶとができてとてもいい経験になりました。
そんな等身大の平凡で人間臭い私がなぜ留学しようと思ったかを大きく3つに分けて書きたいと思います。
Contents
みんなと同じじゃつまらない
という質問は友達や出会った人からよく聞かれるので実はいつも答えに迷ってます。
まず第一に思いつく回答はなんとなくではありますが、
私の母校は北海道の某地方都市で偏差値55程度の高校でしたが、大学進学には比較的熱心で先生方もよく私たちに寄り添ってサポートしてくれました。しかし、大都市の有名私立校などと比べられてしまうと所詮は地方の公立高校。東京や大阪にあるみんな東大か京大か慶應早稲田みたいなそんなレベルの高い学校ではありませんでした。
それでも私の同級生は個性豊かで、中には東大や京大に進学した先輩や同級生がいたり、クラスメートで卒業後起業した人ががいたり、世の中にはいろんな可能性があって面白いなーと早い段階で気づくことのできる面白い環境ではありました。
さて、私はと言いますと、実家の周辺には大学も全然なかったので、
となんとなく思ってました。
けれども、当時の私にとって「みんな同じことしてるから、私もやらないと!」みたいに安直に受験して、進学することはどうにもかっこよく見えませんでした。
当時の私の学力スペックなど
もし私の学力がいつも学年トップクラス!とか、スポーツで国体いける!みたいだったらそんなこと思わなかったのかもしれませんが、
私の高校時代の成績を包み隠さず申し上げますと、、
英語に至っては期末試験で学年80人中77位とかだったことがあります。
自虐的ではありますが、正直なところ中の下かそれ以下の平凡な学生でした。
ですので、北海道の田舎のその程度の学生でしたのでこれからみんなと一緒に努力して、センター試験とか2次試験対策とかしたって合格できる大学なんか、たかが知れてるレベルであることは薄々気づいていました。
それどころか、大学に行ったとしても、平凡な私は人と同じことをしても競争に勝てなくて埋もれてしまうか、どこの誰か知らない人の埋め合わせか、なんかアクシデントがあったらすぐにポイ捨てされる。
ちゃんとした能力もないのに、自意識過剰な私は18歳にしてそんな恐怖感を抱いていました。
海外大学という選択肢
そんな高校生活も半ばに差し掛かったある日、たまたまインターネットを眺めてて、アメリカでリベラルアーツを学ぶ大学に進学している日本人の記事をみました。
そこには日本以上に学生が寝る間も惜しんで日々勉強しているような話が書いてあり、日本の大学の事情しか知らなかった私は衝撃を受けました。
どうせ日本で普通に遊びまくるFラン大学生やるくらいなら、人生で一度くらいはぐらい死ぬ気で自分のために勉強しても良いのではと考えるようになりました。
ちなみにこの時は自分の英語力がどうとか、生活がどうとか、そんなことは考えてもいませんでした。
競争から逃げたって言われてもしょうがない
高校2年生の時には受験を意識し始めたクラスの同級生が夏休みなどを利用して行っていたオープンキャンパスとか言うものに、やはりつられていったことがあります。
秋田の国際教養大学という、
- 授業100%英語
- 1年間の海外留学必須
- 卒業生の優秀な就職結果
などなど当時の私の興味を非常にそそった大学のオープンキャンパスを見に行ったこともあります。
北海道の実家から今では運行を終了し、2度と乗ることのできないトワイライトエクスプレスという寝台車に乗って1人で秋田まで向かい、そこで初めてこの学校だったら行ってみたいかもと思いました。
しかしすぐに一つの大きな問題が私の頭をよぎりました。
負けるのが怖くてレースから逃亡
それは私の成績です。
上記でも述べた通り、模試の結果を見ても明らかに私の偏差値でいける大学ではありませんでした。
高校の先生方がもし現実的に見ていれば
- 「まぁ無理でしょ?」
- 「努力もせずに何行ってんだお前?」
- 「大人しく適当な私立受けとけ」
みたいなことを思われても私は実際その通りだと思いますし、否定できないと思います。
高校までに蓄積したものでは皆と同じ土俵に立っても勝ち目がない。そう思ったこともアメリカ留学につながったと思います。
非常に後ろ向きな考えでズルいと思われてもしょうがありませんが、最初から勝てなさそうなレースには参加したくなかったので、この時点で受験することは諦めました。
無知がゆえ、見切り発車を試みた
身の程知らずの私はこのような経緯を経て、アメリカ留学を決意した私は留学斡旋業者をインターネットで探し、カウンセリングのために最寄りの大都市札幌まで月一で高速バスで通うことになりました。
そしてカウンセラーさんとアメリカはカリフォルニア州ロサンゼルスへ向かい、
- 語学学校に通い英語を勉強しつつ
- 2年制のコミュニティカレッジへ行き
- その後4年制大学を卒業
という留学の計画を組みました。
ちなみに
これもよく聞かれる質問です。
どうしてこの場所(カリフォルニア州ロサンゼルス)を選んだの?
この恥ずかしながら答えも極めてシンプルです。ロサンゼルスの200kmほど南にはスペイン語が第一言語のメキシコがあるので
英語とスペイン語を同時に勉強できる!
なんてことを考えていたからです。
当時高校生の筆者の趣味の一つに深夜に起きて、海外サッカー(特にスペインのリーガ・エスパニョーラ)観戦というのがありまして、その際に現地のスペインのテレビ実況が喋っているスペイン語が理解できるようになりたい淡い幻想が原因でした。
私が中学生、高校生の頃(およそ5〜10年前)から既にメッシとクリスティアーノ・ロナウドは世界最高のサッカー選手でした。(ロナウジーニョとかの最盛期が2−3年ぐらいだったと思いますので、10年間ずっと世界のトップで居続けた彼らはすごいの一言に尽きます)
この幻想の結果は簡単な会話程度ぐらいは自分で覚えましたが、実際のところ話すチャンスがあまりなく、その結果中国語覚えました笑
「だったら最初からスペインいけば?」と絶対聞かれますが、
「今の時代少なくとも英語ぐらい話せるないとやっていけないし、そのためには若いうちに嫌が応でも英語を話さなきゃいけない環境の国に留学したい!」
と考えていたので最初から候補にありませんでした。
「英語が母語の国に留学せねば。」だとしたら選択肢はアメリカか、イギリスだなという最初から安直な考えの結果、選んだ国はアメリカ。
大変失礼な話ですが当時の筆者はイギリスに対して
- 天気はいつも雨か曇りばかり
- 食べ物はフィッシュアンドチップばかり
- 物価が高いから生活しづらそう
などの酷いステレオタイプに基づいて敬遠してしまいました。
Hazukiさん(まだイギリス行ったことがないので実際はどうなのか知りたいです)なんのごまかしもなく、こんな簡単な理由で留学先をアメリカに決めました。
この決定ののち、母校の英語の先生に添削してもらいながら、なんとか英語で自己アピール文を書き上げ提出し、無事ロサンゼルス郊外にあるOrange Coast College(オレンジコースト大学)のオファーをもらいました。(母校のOB・OGの進学先にもそう書いてもらってますが結局行ってません。)
私の同級生がセンター試験対策をしている間、I-20(留学生向けの在学資格証明書)、F-1(アメリカの学生ビザ)などを取得し、ゆっくりではありましたが留学の準備をしました。
留学に向けて大学世界ランキングで見ていると、やはりアメリカには東大を上回る上位の大学がいくつもあることを知り、世界の広さを感じてました。
それと同時に東大なんか合格もしない自分が実際にアメリカに行ってどこまでやれるのか?と非常にワクワクもしていました。
明らかに自分の実力よりに伴っていないものに挑戦している感じはありましたが、無知ゆえに大きな挑戦をすることができたのは、その後の人生で、恐れずチャレンジすることの大切さを学ぶことができたのではないかと思います。
そんな状態ではありましたが、高校を卒業するころにはアメリカ留学に向けてのスタートラインに立ちました。
結果として私の人生を大きく変えていったことは間違いないありません。
おわりに
留学するからには、何か特別なことをやらないとみたいなプレッシャーを感じている方もいらっしゃるようですが、実際に日本を離れて勉強できることはたくさんあります。
留学初期は自分の英語力が不足していて、相手に言いたいことが伝えられないもどかしさを感じることがあります。
そんな時は身振りや手ぶり、文字に書いたり、地図を作ったりとあらゆる手段でコミュニケーションを取ろうと努力します。
その段階で、コミュニケーションは言葉だけではなく、全身から伝えなきゃいけないものなのだと理解することができました。
もし留学に行くかどうか迷っている方には是非行ってみて異国での生活を肌で感じて欲しいなと思います。いつかはやろうと思って機会を待っていると、いつまでもチャンスはやってきませんから。
もしこれから留学したいって人や質問がある方は聞いていただければ答えられる範囲で全力で答えますのでTwitterやお問い合わせフォームなどで連絡待ってます!
それではまた!