こんにちは、Hazuki(@August742Leaf)です。
このページではアメリカ留学において2年生大学(コミュニティカレッジ、CC)から4年制大学であるカリフォルニア大学(University of California, UC)に進学するまでの道のりを私の実際の経験を元に掘り下げていきます。
私は日本で高校を卒業した2014年に単身でアメリカ留学を始め、
- 語学学校(ELS Santa Monica)
- コミュニティカレッジ(Santa Monica College)
- 4年生大学(University of California, Los Angeles, UCLA)
と3つの学校を卒業しました。
- なんとなくUCバークレーやUCLAに行きたいけどどうすればいいの?
- 編入するためにはどんな授業を取ればいいの?
- オススメの専攻は何か?
- カウンセラーが教えてくれない情報とか無いの?
- 編入って何すればいいの?
こんなアメリカ留学生の疑問もよく理解できます。
あなたのために、実際に経験した私から提供できるだけの情報をこちらにまとめました。
ここにある情報を全て網羅すれば、あなたの理想の大学への進学が近づくかもしれません。
もし他にもこんな情報が欲しい!っていう方は連絡していただければ答えられる限り答えさせていただきます。
その際はツイッターをフォローして連絡していただけると幸いです。
皆さんの留学が素敵なものになることを心より願っています。
>>バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。
Contents
コミュニティカレッジでの準備
センター試験すら受けておらず、お世辞にも高校の学力にも優れているわけでもなかった私にとってUCLAやUCバークレーはまず存在そのものを認知していない状態でした。
学校を選ぶ
編入を考えているなら、学校選びは真剣に検討すべきです。
私にとって幸いだったのは語学学校時代にロサンゼルスに何十年も住み、社会的な成功を納めて、快適な老後生活を送っている夫婦に出会ったことです。
彼らもかつては留学生で、苦労しながら大学を卒業、現地就職、起業などで財を増やし、ロサンゼルスの郊外に物凄い大きな家を構えている、端から見れば人生の大成功者です。
そんな方々から頂いたアドバイスは
「コミュニティカレッジは編入したい大学の近くにあるものを選ぶ」ということです。
これはあまり公になってはいませんが、編入時には大学側もどこに住んでいて、どこのカレッジに通っているかを見て、大学の近くにいる学生を多く受け入れているようです。
- UCLAならSanta Monica CollegeやEl Camino College
- UCバークレーならDe Anza CollegeやFoothill College
などが該当します。
他にも様々なカレッジがありますので興味のある方は調べてみてくださいね。
また、実際に行きたい大学が物理的に近いため、現地の学生の生の情報が入りやすいというのもアドバンテージになるかと思われます。
本当かどうかは定かではありませんが、何十年もいろんな生徒の編入を見てきた方の言う事なので一理あるのかもしれませんね。
各カリフォルニア大学についてまとめて記事がございますのでこちらも参考にしてください!
GPAの維持
UCLAやUCバークレーといった大学に編入するには、何はともあれGPA(Grade Point Average, 評定平均)を高い水準で維持することが欠かせません。
時には、”成績面で”良い教授(いい成績を生徒に与えてくれる教授)を選ぶことも欠かせません。
もちろん高い学費を払ってアメリカで留学している以上、楽することばかり覚えていてはせっかくのお金を無駄にしてしまうのでおすすめできません。
とは言え、全ての科目で難しいものばかりを選びながら、大事な成績を維持するのは決して簡単なことではありません。
編入で必要な授業の中には必須科目ではあるものの、自分の専攻科目ではなく、苦手な教科もあるかと思います。
そんな時は成績面を優先してもいいのかもしれません。
目の前のいい授業をとるのか、1年後、2年後の編入のために授業をとるのかを決めるのはあなた自身ですから。
授業の取り方につきましては、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしていただけますと幸いです。
英語を勉強する
カリフォルニア大学への編入には専攻の必修科目の他に共通して数学と英語の履修が必須です。
数学は文系、理系で難易度が異なりますが、元々は数字なため、あまり英語に自信がなくても解いていくことは可能です。
ですが、英語に関しましてはESLの2段階上の英語のレベルまで取得する必要があります。
この授業は、ネイティブの学生に囲まれて彼らと”英語”で英語を学場なければいけません。
このレベルまで行くと、授業で文法なんか教えてくれませんし、それくらい出来て当たり前のような前提で教授も同級生も対応します。
そんな授業に付いていくためには日々の積み重ねが大事です。
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クラスの選び方
カリフォルニア大学などの4年生大学に編入するためには、成績維持ももちろんですが、専攻に関する科目をしっかり履修することです。
いくら成績が良くても、4年生大学の専攻に関係する科目が足りないとアドミッションにはマイナスのイメージにつながる可能性があります。
そんなことにはならないように、Assist.orgというサイトで大学ごとに必要な科目を確認して計画的なクラス選びが欠かせません。
専攻の変更や、志望校の変更を検討する際もAssist.orgで確認するようにすると取りこぼしを減らすことができます。
詳しい使い方や専攻科目、教養科目の選び方はこちらのページをご参考ください。
編入申請を提出する
コミュニティカレッジで1年ほどクラスを履修していくと、いよいよカリフォルニア大学への編入を検討する時期になります。
以前も紹介させていただきましたが、編入までのプロセスをカレンダーにすると大体このような感じになります。
8月1日 | UCアプリケーション情報入力開始 |
---|---|
9月30日 | 編入保証プログラム(TAG)期限 |
10月1日 | FAFSA(米国の学生の財政援助)申請期限 |
11月1日〜30日 | UCアプリケーション提出 |
1月中旬ごろ | 秋学期の成績を追加 |
4月初旬 | ランキング下位のカリフォルニア大学から合格発表 |
4月第3週 | UCLA合格発表 |
4月第4週 | UCバークレー合格発表 |
アメリカの大学にCommon Applicationという公立、私立の4年生大学に編入申請できるページがありますが、カリフォルニア大学への申請には別のアプリケーションが必要となりますので下記で紹介させていただきます。
カリフォルニア大学編入の申請方法
カリフォルニア大学への申請はUCアプリケーションにて行うことができます。
8月1日頃にはUCアプリケーションを始め、編入申請が本格的に可能になります。
提出期限までは数ヶ月が必要な場合がほとんどですので、じっくり時間をかけて悔いの残らないアピールができるようにしたいものです。
UCアプリケーションの記入方法はこちらの記事に記載させていただきました。
4年生大学編入の申請において、UCアプリケーションでは大学院大学であるUCサンフランシスコを除いた全てのカリフォルニア大学への同時申請が可能です。
カリフォルニア大学はいずれも世界大学ランキングにランクインするレベルの高い大学ですので、人によっては本命を申請すると同時に滑り止めにもできるのです。
1校ずつしか受けられない日本の大学試験と比べると便利なように見えますが、これも10個ぐらいの大学を同時に受験するのが普通なアメリカだからでしょうかね?
保険がわりとしてもかなり強力なTAGの申請
先ほどのUCアプリケーションは本命としても、滑り止めとしても利用可能だという説明をしましたが、これに加えてさらなる保険を用意することができます。
それがUC TAG (Transfer Admission Guarantee)です。
これはUCバークレー、UCLA、UCサンディエゴを除いたカリフォルニア大学がGPAなど一定の条件を満たした学生の入学許可を保証するという素晴らしいプログラムです。
こちらのプログラムで受験できるのは1校のみですので、吟味の必要がありますが、合格率が極めて高いのでこれをやらない手はありません。
詳しい申請方法は別記事にて解説しておりますので参考にしてください。
提出時期的にはUC Applicationが先ですが、TAGを提出した際には同様に提出が求められますので忘れないようにしましょう。
申請が完了したら
さて、11月最終日までにアプリケーションを提出して、その後はどうすればいいかという点について解説します。
申請は終わったけどこれから何をすればいいのか不安という方の気持ちもわかりますし、実際に私も似たような感覚でした。
とは言え、要点を抑えればそこまで大変でもないのでこちらで簡単に紹介していきます。
自分の成績をUCアプリケーションに申告する
まずは1月中旬頃に自分の秋学期の成績を申告しなければいけません。
申告方法自体は至って簡単でUCアプリケーションにログインして、情報を更新する項目から成績を追加すれば完了です。
聞くところによれば、申請の過程で成績が上昇していたり課外活動に参加しているとポジティブな印象を持たれるかと思います。
ですので、申請時の秋学期は忙しくて大変でしょうが、なるべくAを取れるように頑張りたいものです。
もちろん虚偽申告はダメですので気をつけましょう。
なるべく高い成績を維持する
申請を終えた秋学期後の冬学期や春学期もなるべく成績は維持しておきましょう。
というのも、入学許可自体は秋までの成績を参考にするわけですが、C以下の成績をとるとUCバークレーやUCLAと言った大学から「なぜこんな成績になったんだ」と質問されることになるからです。
基本的にAやBを取っていれば大丈夫です。(Cが少し怪しいかもしれません)
バークレーとUCLA以外でしたら単位が取得できれば問題ありません。(CやPass でもOK)。
ですので、必修科目で苦手なものがありましたら、最後の学期まで残しておくのも立派な戦術だと私は考えています。
とにかく、うつつを抜かさないように注意しましょう。
合格したら
合格発表はカリフォルニア大学の場合、下位の大学から順番に合格発表を行なっていきます。
合格された方はおめでとうございます!
長い間お疲れさまでした。
合格通知を各大学から受け取ると期限まで(大体6月くらい)に入学意思があるかどうかを伝えるリンクのようなものが送られてきますので、受験した大学から一通りオファーがきたらじっくり考えて編入する大学を選びましょう。
私たち留学生の場合あまりケースは多くありませんが、奨学金がいくらもらえるというのも重要な要素であったり、どんな教授の講義を受けたいのかなど、いろんな側面を判断して決断しましょう。
入学する意思を伝えると、健康診断やオリエンテーション、学校のウェブページ登録などに参加するように促されますので、来る9月の編入に備えていきましょう。
編入までのプロセスは以上です。
終わりに
今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
今回はUCLA、UCバークレーを始めとする4年生大学編入ということで、期間やカバーする情報の量が多くなってしまいました。
その他情報追加がございましたら逐一更新して参りますので、よろしくお願いします。
それでは今回はこの辺で失礼します。
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「書くことがないのですがどうすればいいのですか?」
などなどのTwitterやブログでの問い合わせが多かった問題についても情報を共有し、アップデートしており、およそ42,000字程のボリュームとなっております。
こちらのNoteも皆様のお役に立つことができたら何よりです。
あなたが希望するキャンパスライフが送れることを心の底から願っております!
こんにちは、記事とても参考になりました。有難うございます。私は今、カリフォルニアのfoothill college の一年生で、Berkeleyに編入したいと考えています。わたしは2020秋に3クラス、2021年冬に3クラス受講し、6個中5個すでにBをとってしまいました。心身をきりかえて今のクラスでは必ずAをとるように励んでいる中なのですが、Hazukiさんの記事で、大学側は秋までの成績しか見ない(つまり私の場合は2021の秋)ということにショックをうけ、かなり絶望しています。この春、夏、と良い成績を維持してももうすでにBerkeleyは厳しいのでしょうか。それとも夏、秋、とより多くのクラスを受講しすべてでAをとってGpaをあげるというのも考えているのですが、どうおもわれまれますか。長々とすみません。お返事をしていただけると本当に有り難いです。
ご連絡ありがとうございます!
確かに現状ではBを多くとってしまい、難しく考えてしまうことはよく理解できます。
ですが、UC側としては前年度と比べて成績がアップしている場合、「改善が見られる」「努力がみられる」として優遇されるケースがあるようです。
私も申請前の秋学期で初めてオールAをとりました。
春、夏についてはBerkelyの場合「成績を上げる事」というよりかはむしろ「成績を落とさない」という視点で望まれると良いと思います。
とはいえ、Katieさんの場合まだ時間もありますし、成績を上げることの他にもボランティアなどの課外活動を行なってアピール材料を増やしていくのもいいかもしれませんね。
Katieさんの編入が上手く行くことを願っています。