こんにちは、Hazukiさんです!
今回は広東省第4の規模を誇る街、佛山(フォーシャン)へ行ってきましたので紹介します!
広州や経済特区の珠海からのアクセスが便利なこの地は、国内外問わず多くの企業が進出しています。
その一方で広州よりも伝統的な広東地方の文化を思わせる建築物などもたくさんある、ローカル感満載の素敵な場所です!
この記事はこんな方におすすめ!
- 広東省は広州や深圳だけでは物足りないというコアな方
- カンフー映画や香港映画に出てくる伝統的なスタイルを身近に触れたい方
- 大都市ではない中国に行ってみたい方
Contents
アクセス
今回私は広州地下鉄の3号線、”体育西路”駅から南の方向へ 駅で広佛線に乗り換え、“祖廟”駅で降りて行動を開始しました。この方法だとおよそ1時間くらいかかります。
地図アプリによると渋滞のない時間でしたら広州からおよそ30分ほどの運転で行けますので状況をみて判断することをお勧めします。
カンフーの聖地
今でこそ近代化された都市ではありますが、かつてはあの少林寺にも匹敵する知名度の中国武術の拠点であったそうです。ううむ…私もここに来て初めて知りました。
例えば佛山はあの李小龍(ブルース・リー)の祖籍で、彼のお父さんの生まれ故郷です。
また、その李小龍の師匠である葉問(イップ・マン)が生まれ育ち、詠春拳の修行に勤しんだ場所でもあります。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/葉問
印象城というビジネスエリアのショッピングモールで発見したのがこちら!
粤Eとは佛山の中心である禅城を表す車のナンバーです。地元PRが上手ですね!李小龍の下には彼が創業者となった截拳道(ジークンドー)の文字とともに真ん中に書かれています。
正直なところ、世代ではないカンフー系の映画に関して言えば、私はブルースリーよりはジャッキーチェンや周星驰のほうが馴染みがあります。(ツッコミ厳禁)
それでも中国の文化を映画や拳法で形づけていただいた人物にゆかりがある場所として感慨深いものを感じます。
古き良き風景、岭南天地
佛山に来たら昼間でも夜でもにおすすめできる場所は岭南天地です。
岭南とは南嶺山脈の南側、すなわち広東・広西・海南を中心とした地域を表しています。そのため広東の文化をふんだんに味わうことのできることのできる場所です。
佛山の春は20度くらいでとっても過ごしやすく、夜でもすごく賑やかです!
素敵なライトアップが灯されて夜景がきれいなこと!外の空気が快適であるいう理由で夜中でも幻想的な雰囲気を作ってくれます。
文献や建物は明や清の時代からそのまま使われているものが多く、博物館のようなブースもありました。昼間の外の手付かずの状態は絶好の撮影スポットです!
閉店間際のおしゃれなケーキ屋さんでちょいと休憩。ここには写真映え(日本的にインスタ映え)するような写真スポットがたくさんあります。ケーキもとっても美味しかったです。
スターバックスも中華風にアレンジされてとってもおしゃれに!
現地の風景に合わせて作られているので景観も破壊することなく、その場所に合わせたデザインがされているのがいい感じですね。
世界のこんなところに日本の居酒屋!?
最後に夕食ですが、現地の友人から「とってもいい日本料理があるので行ってみたい」とのリクエストがあり、せっかくなのでついて行ってみることにしました。
岭南天地には日本料理の他にも外国人の方が経営しているビアガーデンや、パスタにピザなどが提供されているレストランもありました。中国らしい風景と国際化が同時に実現しています。
中国には”日系”とうたう現地の中国の方によって作られた数々の日本料理店がありますが、大抵の場合は現地の人の口に合うような味付けがメインで若干物足りないかもしれません。
しかしながらこちらの炉端屋さん”響”
お店の前で店長さんと思われるご年配の方から日本語で声をかけていただいて、なぜかほっこり感じました。何せ普段現地の人としか絡んでいないので久しぶりに日本語を聞いたものですから。
2人で来たのでカウンター席に座らせていただきました。
この感じ!なぜか地元のような安心感!日本の夏の日に戻ったような懐かしさ!
店員さんは一見すると全員中国人のようですが、日本語で「いらっしゃいませ!」、「お客様おかえりです!」と、綺麗な発音で話してました。それ以外は基本的に広東語でしたのがちょっと面白いところ。
オーダーは中国らしくQRコードを読み取って注文する形でした。
肝心のお味はと言うと…、美味い!
焼き鳥や牛タンは本当に日本にいるかのような味付けでした!
中にはラーメンやチャーハンなど中国人向けのメニューを思わせるものもありました。
しかし、基本的には日本の炉端焼き屋さんとほとんど違いはありません。最後まで非常に美味しくいただきました。
値段は2人でおよそ300元(5000円弱)ほどで現地の感覚で言うと少し高いなと思いました。
が、それでもひととき日本にいるかのような雰囲気を味わわせていただいたのでまた機会があれば来てみたいです。
今回お世話になった炉端屋さん”響”の情報です
住所:广东省佛山市禅城区祖庙9号岭南天地403-404号
電話番号: 0757-8203-6525
営業時間: 18:00-23:00 (金、土、日は昼11:30-14:30も営業しています)
まとめ
以上、1日で回れる佛山観光のすすめでした。
- 一見すると広州よりもマイナーな場所ですが、伝統と国際色の両立が図られた魅力的な街で、限られた時間の中でもとても楽しむことができます。
- 私は広州で標準語(マンダリン)を主に使用していますし、国際化の影響か標準語を話す人が増えてきたなと感じています。
- それでも佛山ではいまだに第一言語として広東語を話す人が多く、一瞬違う国に来たかのような錯覚を受けました。広東語は私も勉強中ですがやはり難しい…。
もしこのブログが皆さんの参考になることができたら幸いです。最後まで読んでくれてありがとうございました!
佛山は広州から南に車で30分ほど行ったところにある広東省第4の規模を誇る都市です。今回日帰り旅行でわかったことは独自の文化と国際色が見事に混ざった素敵な場所であると言うことです。広州に立ち寄る機会がございましたら佛山もぜひ訪れて見てください。