こんにちは、Hazuki(@August742Leaf)です。
今回は中国留学や中国就職の登竜門とされるHSK5級の試験のレベルや勉強法、おすすめの教材等について紹介します。
HSK5級は最上級難易度の6級の次の級ですので「難しいのでは?」と思ってしまう人もいるかもしれません。
ですが、HSK5級は享受できるメリットに対してのコスパが非常に良く、難易度も私の主観ではありますが厳しすぎると言うわけではありませんので、ぜひチャレンジしてみて欲しいです。
- 中国語圏の留学経験なし
- アメリカで中国語をゼロから学習
- HSK5級の初めての受験で300点満点中243点
- 中国語を覚えた後、20回以上の途中経験あり
- 香港でワーホリ経験3ヶ月
HSKを受けたから中国語ができるようになったと言うよりは、HSKで学んだ事をひたすら使っていると言う状態です。
Contents
HSK5級でできる事
HSKの公式サイトによりますと、HSK5級は日常会話の応用力を測るテストで、
「中国語の新聞や雑誌が読めるだけでなく、中国の映画やテレビも観賞でき、さらに、中国語でスピーチすることができる」
ことが求められるそうです。
HSK5級以上の点数が取れると実際に以下のような恩恵を受けることができます。
- 中国トップクラスの大学の本科や大学院で必要な中国語力の証明に
- HSK留学奨学金などがもらえる可能性も
- 日本の大学でも入試に有利な場合あり
- 中国就労ビザ(Zビザ)のポイントに加点される
また、HSK5級を持って入ればぶっちゃけ「充分通用する中国語力」の担保にもすることができると私は思っています。
私自身の経験からですと5級で180点以上取れる頃には、例え中国に留学していなくても、
- 中国人のネイティブと電話や会話がある程度できる
- 中国語の記事やニュースを見て大部分は理解できる
- WeChatで中国人とそれっぽくチャットができるようになる
以上のような通用する中国語を身につけることができます。
積極的に挑戦してきましょう!
HSK5級おすすめの教材
HSK5級の勉強法は「とにかく過去問を何回もこなす」事に尽きると思います。
繰り返し問題を解くことで時間配分を理解し、その度にわからない単語や文法を都度覚えていくことで合格点の目標とされる180点には充分届きます!
それを踏まえた上で、気になるHSK5級対策におすすめの教材を紹介します。
HSKが公式に出している過去問題集です↑
教材で迷っている暇があったらとりあえず、この本を一冊買ってしっかり勉強すれば、合格はそこまで難しくありません。
こちらの過去5年分の過去問が詰まっており、後ろのページには日本語訳とともに詳細な解説が記載されていますので、復習にも役立てる事ができます。
お値段が3600円程度と書籍の割に結構かかりますが、これ一冊以上は必要ないと思っています。
Amazon購入リンク:中国語検定HSK公式過去問集5級 2018年度版
HSK5級の試験、時間配分について
HSK5級の試験時間は合計で115分とおよそ2時間ほど時間がかかりますので、集中力が必要です。
HSK5級はリスニング、リーディング、ライティングの3部門に分かれており、各セクション毎に100点満点、合計で300点満点の試験です。
大まかな試験の流れは以下のようになります。
セクション | パート | 問題数 | 制限時間 | 満点 |
リスニング(听力) | 第一部分 | 20問 | 30分 | 100点 |
第二部分 | 25問 | |||
リーディング(阅读) | 第一部分 | 15問 | 45分 | 100点 |
第二部分 | 10問 | |||
第三部分 | 20問 | |||
ライティング(书写) | 第一部分 | 8問 | 40分 | 100点 |
第二部分 | 2問 |
参考:https://www.hskj.jp/level/w_5/
リスニング(听力) 30分
リスニングは2つのパートに分かれています。
- 第一部分:2人の短い会話を聞いて正しい答えを探す 20問
- 第二部分:ある程度長い会話や説明を聞いてそれに関連した質問に答える 25門
解答は直接解答用紙に記入すればOKです。
HSK5級のリスニングでは問題ごとに1回しか放送されませんので、注意して聞くようにしましょう。
また、全てのリスニングを聴き終わったあと5分間、解答を記入する時間が与えられますので、答えきれなかった場合はその時間を使うようにしましょう。
問題は全て4択ですので、少しでも得点を増やすためにわからない場合でも絶対に埋めるようにしましょう。
ちなみに私個人のおすすめ勉強法は以下の通りです。
- 過去問をディクテーション(放送を聞いて文章をその通りに書いていく)する
- 中国語の映画やドラマなどを見て普段から耳を中国語に慣らして行く
リーディング(阅读) 45分
リーディングの試験は3つのパートに分かれています。
- 第一部分:文章の中の穴埋めに正しい単語を選ぶ 15問
- 第二部分:短文を読んで正しい解釈の回答を選ぶ 10問
- 第三部分:長文を読んで幾つかの問いに答える 25問
リーディングでは問題数が地味に多いので時間勝負です!
過去問題集を何回も繰り返してペース配分を覚えていきましょう。
オススメの勉強法はまず、制限時間を本番と同じく45分に設定して問題を解いていく事です。
問題を解いている間にわからない文法や単語が出てきたら隅っこにメモを取っておき、全て時終わってから調べて再度問題に答えていくとスムーズに覚えれられると思います。
HSKの公式問題集の後ろのページには日本語での翻訳もありますので参考にする事ができます。
試験の際にはリスニングでも説明しましたが、わからない問題があっても必ず解答することを忘れないでくださいね。
ライティング(书写) 40分
最後のセクションはライティングです。
HSK5級のライティングは2つのパートに分かれています。
- 第一部分:与えられた単語やフレーズを正しい順番に組み合わせて文を作る 8問
- 第二部分:80文字程度の作文 2問
実は私自身はライティングが一番苦手だと自覚しております。
詳しくはまた別記事で書こうと思いますが、ひたすら話して覚えていったので正しい文法等が身についていないなと言うのが正直なところです。
ライティングの勉強法については以下のようなアプローチが役に立ちます。
- 過去問のリーディングの問題を書き写してみる
- 中国語で日記を書いてみる
- PCやスマホでなく手書きをしてみる
以前英語の勉強法の記事でも紹介させていただきましたが、インプットがあってこそのアウトプットであり、リーディングあってのライティングです。
ですので、正しい答えがないライティングではリーディングこそが最高の教材であったりするのです。
おわりに
以上、HSK5級のレベルや勉強方、おすすめ教材の解説でした!
HSK5級を攻略できれば、それなりに中国人相手にも使える中国語のスキルが身に付いていると言えるレベルだと思いますので、初学社の方にとっての一つの目標になると思います。
もしあなたが中国語初心者の場合、こちらの単語帳からチェックしてみるのもおすすめですす。
不定期ですが、更新していこうと思います。
では、今回はここで失礼します!