こんにちは、Hazuki(@August742Leaf)です。
今回はアメリカ行きのフライトで通称「SSSS」チケットと呼ばれるレアな航空券を手にしてしまったが為に搭乗トラブルに巻き込まれてしまった私のルームメイトの経験を元にその対応法を紹介します。
- SSSSとは何?
- SSSSになったらどうすればいいの?
- アメリカに危険人物扱いされているの?
そんな疑問をこちらの記事で解決します。
最後まで読んでいただけますと幸いです。
Contents
あらすじ
この記事はロサンゼルスに留学していた当時の私のルームメイトが初めてカナダのバンクーバーに旅行に行った時の実際の話です。
誰にでも起こりうるので、アメリカ行き(乗り継ぎの人も含む)の飛行機に乗る方に読んで欲しいです。
ある木曜日の夜、授業を終えた彼はすぐさま荷物を整え空港へ。そして夜の内にロサンゼルスからバンクーバーの飛行機に搭乗しました。
彼は初めてのカナダ渡航のようで少し緊張してたようです。しかし、入国審査では他の国と同じような何個か質問を聞かれて、無事入国できた模様。
問題が起こったのはその帰り道!彼が飛行機に搭乗する前でした。週末の旅行を終えてロサンゼルスへ帰ろう!と空港に行き、チェックインしようとしたところ…
そしてカウンターへ行き、チケットを渡さました。そこにはなんと、奇妙なことに「SSSS」と書いているではありませんか!?
このチケットを手にすることで、搭乗の際には面倒なことになるとはまだ知る由もなかったのです…。
搭乗券に書かれた「SSSS」とは
実際にSSSSに選ばれた際の搭乗券がこちら!
「SSSS」の4文字は正式名称を「Secondary Security Screening Selection」といい、搭乗券にこの4文字が書いてある乗客はアメリカの運輸保安庁(TSA)に2次安全検査の対象に選ばれたことを示しています。
そのため、搭乗前には普段の荷物検査とは別の特別な検査が用意されます。SSSSが原因で飛行機に乗り遅れることはないと思いますが、万が一選ばれた際には早めにゲートに行きましょう。遅れたら元も子もありませんしね..。
参考URL:https://www.huffingtonpost.jp/2017/09/22/SSSS_a_23220019/
上記でも述べましたが、SSSSに選ばれた際にはオンラインでチェックインや自動発券機で搭乗券の入手ができませんのでその際はカウンターで済ませましょう。
「SSSS」に選ばれるとどうなるのか?
以下では私のルームメイトの経験をもとに、SSSSの認定をされた方が飛行機に搭乗する前にどのような待遇を受けるのかを考察していきます。
アメリカに要注意人物とみなされている可能性
SSSSはアメリカと敵対している国家(イラン、パキスタン、スーダンなど)出身の人や渡航経験がある人、ビザに問題がある人、過去に違反物を持ち込んだ経験がある人など、アメリカが要注意とするべき人が選ばれやすい傾向にあるそうです。
「マジか!? そんなところ行ったことないぜ!」って方でもアメリカ行きの航空券を発券しようとする際、ダミーとしてランダムに選ばれることもあるそうです。
私のルームメイトは
- UCLAの学生(23歳)
- 一定の学歴あり
- アメリカの高い学費を払える裕福な学生
- 人生の半分を英語圏の海外で過ごしているため、英語には堪能
などなど不法移民の可能性は低いように見えます。
私のルームメイトは旅が好きでよく1人旅には出ますが、アメリカと敵対している国や、疑われるような履歴があったわけでもありません。
ですから、誰にでも選ばれる可能性があると考えてもいいでしょう。
もしダミーとして選ばれたならば運の要素もあります。一度選ばれると疑わしいと思われている以上、次回以降の旅でもSSSSに選ばれる可能性が高くなると思います。
ほんと、こればっかりはどうしようもありません。
搭乗前に別室に連れていかれる
搭乗前に別室に行くように指示されて、そこで自分の名前が呼ばれるまで待ちます。
携帯やあらゆる電子デバイスの使用が禁止され、本などを持っていない場合はひたすら何もできない状態が続きます。
中には一応トイレ等もついてはいますが、呼ばれるまでは基本的に何もできません。ひたすら管理局のフロントに自分の名前が呼ばれるのを待ちます。
私も以前アメリカの入国審査の際、学校側からの書類に不備で別室に連れていかれる経験をしました。他にもたくさん人が待っているにも関わらず、沈黙の空間を過ごすのは想像以上に緊張します。どれくらい待つのかもわからないので…。
まさか自覚無く違法な事をしてしまったんじゃあ…って思うとやっぱり怖いですよね?
厳重な荷物検査
長い別室での待機時間の後、ついに自分の名前が呼ばれると、入国管理の方が自分の荷物を全てチェックするので出すように指示されます。
普段のような検査機に通すものもあれば、荷物を取り出し、中の充電器やペンケースの鉛筆に至るまで細かく調べられるそうです。
それは航空会社のチェックインや手荷物検査のような生易しいものではなく、文字通り荷物を1つ1つ調べられたそうです。
そして問題がなかった場合はなかなか手間がかかるにも関わらず、何事もなかったかのように搭乗することができたそうです。
私のルームメイトの場合はバッグパック1つで空港に来ていたためにものの30分程度ですぐ終わりましたが、預け荷物まであったらとなるとそれ以上に時間がかかることは間違いありません。
ですで時間には余裕をもっておきましょう。
もしSSSSになっても焦らないこと
万が一あなたがSSSSと認定されても決して焦らず、冷静さを忘れないようにしてください。
取り乱したり抵抗したりせず、なるべく紳士的な態度をとり、敵意がないことを示しましょう。
相手も検査員とはいえ人間です。
もし威圧的だったり、イライラする態度を相手に見せてしまうと相手に恐怖感を与えてしまい、自分に負がなくても疑われてしまう可能性があります。
もしそうなってしまえば、搭乗拒否や取り調べなどにつながりかねません。余計なリスクは回避しましょう。
「何も自分に非はないのに…。」その気持ちをこらえてまずは落ちついて対処しましょう。
まとめ
以上で実際に私のルームメイトが経験した”SSSS”チケットの紹介でした。
万が一アメリカに行く道で選ばれてしまっても、自分に問題がないのであればまずは冷静に対応しましょう。皆さんのすてきなアメリカ旅を心より願っています。
その他、アメリカ留学中にヒヤリとした経験はこちらで紹介します。
興味がある方はこちらもよろしくお願いします。