こんにちは、Hazuki(@August742Leaf)です。
今回は私がアメリカ、カリフォルニア州で実際に取得した運転免許の入手方法を紹介します。
留学期間が長くなると、以下のように思うことはありませんか?
- そろそろ車が欲しい
- 左ハンドルの車を運転してみたい
- ロードトリップに出かけたい
- IDチェックの度に毎回パスポートを持ち歩くのが面倒
アメリカでの運転免許証を取得すると、これらの問題が全て解決します!
この記事では私が実際にアメリカで免許取得をした経験や、免許取得に役立つ情報を紹介します。
あなたの免許取得の参考としていただければ幸いです。
Contents
アメリカで免許を取得するメリット
アメリカ留学に来ているみなさんには車を持つ予定がなくても、免許だけは取得することを強くお勧めします。
なぜなら、運転できる以外にも様々なメリットがあるからです。
身分証明証に出来る
アメリカでは日本よりもはるかに身分や年齢を確認される機会が多くなります。
お酒やタバコを購入する時、ナイトクラブに入る時も見るからに明らかに30歳以上でないとIDチェックをしなければ店側も罰せられるのでしっかり確認してきます。
証明のためには学生証のようなものではなくしっかり政府などが発効したものが必要です。
ですので私たち留学生は始めのうちはパスポートぐらいでしか身分証明できません。
ただ、毎度パスポートを持ち歩いていては不安という方もいるかと思います。
ですが、アメリカの運転免許さえあれば、身分確認も一発です!
免許証を取得すれば、身分証明の代わりにパスポートを常に持ち歩く必要はなくなるわけです。
例えLAで野宿するハメになっても、常にポケットにパスポートを入れてなくてもいいわけです。
(皆さんはそんなハメにならないで下さい泣)
免許取得費用が3500円〜と格安
日本で免許を取得するには
- 自動車学校に通うとおよそ30万円
- 免許合宿でも約20万円
結構な費用がかかってしまいますが、アメリカで免許を取得するのに必要な値段はなんと最安で30-40ドルほどで非常に安く免許を取得できます。
更に免許書き換えや国際免許発行で日本でも運転が可能になる場合があり、非常にコスパも良いです。
何かとお金のかかるアメリカですが免許はすごく安く取得できます。
よろしければこちらもご参考に。
ですので、車を持たない人や運転しない人でも免許を取るメリットは少なくありません。
中には「運転するだけなら国際免許を取れば良いのでは?」と思っている方もいると思います。
本来であればジュネーブ条約により、加入しているいずれかの国の運転免許があれば、その国で国際免許を発行すれば運転できます。
ですが、カリフォルニア州では「カリフォルニアは国ではないし、外国の運転免許証は州内では適用されない」との解釈のもとでF1などの長期滞在で来ている人には外国の免許を認めておらず、観光客で10日程度と非常に限られた時間でしか使うことができません。
ですので、やはり長期滞在をするなら現地で免許を取得したほうがお得だと私は思っています。
アメリカで運転免許を取得するには
さて、私の様な留学生がアメリカで免許を取るには以下の3ステップが必要です。
- 筆記試験に合格する
- 実技試験に合格する
- 免許証を受け取る
アメリカで免許を取得するための条件は州ごとに異なりますが、基本的には日本とほぼ変わりません。
ですが日本には無い制度もありますので、当記事で詳しく紹介していきます。
また、交通ルールにつきましても日本と異なる場合がありますので、後ほど解説していきます。
詳しくはDMV(Department of Motor Vehicle)という自動車の管理局の公式サイトで確認できますのでご確認くださいませ。
筆記試験に合格するには
免許を取得するための最初のステップ、DMVの筆記試験に合格することです。
DMVは基本的に朝の8時から17時まで、平日のみの営業が多く、地域によっては行列が絶えない場合もありますので、1日丸々使うぐらいの覚悟で行った方がいい場合もあります。
肝心の試験ですが、アメリカでは州ごとにも運転免許書を発効しますし、レギュレーションも若干異なります。
私の住んでいたカリフォルニア州では通常の問題が36問、標識の問題は12問で、いずれも4択で問題が出題されます。
その内、通常問題30問、標識問題10問に正解すれば合格です。
日本語でも受験可能!
「そんなこと言ったって英語には自信ないし…」って方もいるのではないかと思います。
しかし、その心配には及びません。
人種のるつぼであるアメリカでは運転免許の筆記試験は英語のみならず、あらゆる言語での問題が用意されているのです。
日本語でのパターンの試験も6〜8パターン用意されていて、日本語での受験も可能なんです!
噂によるとマイナーな言語は1-2パターンしかなく、全く問題がわからなくても4択を全て覚えてしまえば合格してしまうという都市伝説がありますが、定かではありません。
とにかく、日本語での受験も可能ですので、英語が不安という方でもどんどん挑戦してください!
試験勉強のすすめ-おすすめの教材について-
日本語の筆記試験の勉強方法は様々です。
ミツワマーケットやマルカイ、ニジヤマーケットなどの日系スーパーの店頭に無料冊子が配られている場合があります。
そちらには複数のパターンが用意されており、冊子の問題に全て答えられるまで復習できるようになればまず問題はありません。
インターネットでしたら、「どんとこい、ロサンゼルス留学」というページの練習問題が非常に実践的で役に立ちます。
一部分でDMVの試験と全く同じ問題を確認できましたし、それ以外にも非常に似た問題もありましたので信頼できるソースだと思われます。
稀によくわからない日本語の問題が出てきますが、こちらのホームページの作者様というよりは、おそらくDMVの問題の翻訳に違和感があるからだと思われます。
いくら日本語で試験があるとは言え、問題の日本語は完璧ではありませんので一部困惑してしまう問題もありますが、その場合はその問題ごと丸々覚えてしまうのもありです。
日本とは異なり、アメリカは左ハンドルでの運転が前提ですので車線も日本のものとは反対になりますので筆記の時点である程度の慣れが必要です。
また対向車線からの車が無く、歩行者が優先となりますが、赤信号でも右折が可能です。
このようなルールも筆記試験の段階で覚えてしまいましょう。
試験会場(DMV)に行こう!
先述の通り当日のウォークインであれば、DMVほぼ確実に列に並び待ち時間が必要になりますが、予約をしておけば受付までの時間を減らすことができます。
受付で免許を取得したい旨を伝えますと、申請書が渡されますので、そちらに
- 名前
- 生年月日
- 身長(フィート)
- 体重(ポンド)
- 目の色(私はBrownで記入しました)
こちらの情報は自己申告ですが、全て後に免許にのる情報ですので、身長に見栄を貼りたい人は少しだけだったら高めにしても良いかもしれません笑
受付が終われば、免許を受けるためのカウンター前で待つように指示されますので、ここでも待ちます。非常に長い..。
試験を受ける当日は以下の持ち物を忘れずに持っていきましょう。
DMVはただでさえ混んでいる日が多く、「これが足りない、あれが足りない。」と出直すことになるとけっこう面倒くさいことになりますので気をつけましょう。
必要なもの
- パスポート
- I-20
- I-94(要印刷)
- Social Security Number(SSN、持っている人のみ)
- 自分の住所を証明できる異なる2種類の書類(銀行の残高表や公共料金の請求書など)
- 受験料33ドル(DMVや州ごとに違う場合もあるので要確認)
受付カウンターで申請書の入力を完了すると、郵便局の様な要領で番号が書かれた白い紙が渡されます。
自分の番号が呼ばれたらカウンターに向かい、先ほどの白い番号の紙と上記の必要書類を渡しましょう。
担当の人が書類のコピーを完了すれば、受験料を支払い、視力検査をしてくれます。
受付で並び、カウンターで並び非常に長い時間を過ごすかと思われますが、いよいよこれから試験に入っていきます。
いざ試験!合格すればその場で仮免許がもらえる
諸々の手続きを終えると筆記試験のブースに連れていかれ、顔写真を撮られます。
それが終われば試験を渡されて、選挙の投票場のような場所で各々試験問題を渡され、それを解いて行くことになります。
試験前には日本語で受けたいという事を伝える事も忘れずに。
試験ですが、先述の通り4択問題で
- 通常問題:30/36問
- 標識問題:10/12問
に正解すれば合格です。
時間制限は無いので自分のペースで落ち着いて解いていきましょう。基本的にしっかり復習すれば合格できます。
合格するとその場で紙の仮免許が渡されます。これがあると1年間、隣に免許を持った同乗者(運転を教える人)が入れば車を運転することができます。
もし筆記試験に失敗してしまったとしても3回までなら再受験が可能です。
試験官から別のパターンの試験を渡されると思いますが、それでも復習の時間が与えられます。
もし、不合格になってしまったとしても諦めず再度トライしましょう。
実技試験に合格するには
筆記試験に合格すれば後は日本の本免許にあたる”Driving Test”、つまり実技試験に合格するのみです!
実技試験もDMVでの受験となりますが、私のオススメは先に予約を試験を入れて、その間に練習をして、当日に受験という流れです。
練習する
先述の通り仮免許を取得すれば、免許取得して1年以上かつ25歳以上の人が助手席に入れば運転ができます。
アメリカなら高校生でも親に教えてもらう事が可能ですので、自動車学校に通う必要もありません。
そのため、日本で免許を取得するより遥かに安上がりです。
ちなみに私は日本で免許を取得したことがなかったので、知り合いの中国人に個人ドライビングスクールを紹介してもらい、彼にお金を支払って練習しました。
お金を支払ったものの、日本の自動車学校よりは安かったでしたし、本番試験でも車も貸して頂いてたのでコスパ自体は悪くなかったなと思ってます。
ドライビングスクール以外でも人気のない駐車場で車を持っているルームメイトに付き添ってもらい練習をしたこともあります。
いきなり路上が怖いと言う人はアメリカの大きな駐車場からの練習もおすすめです。
試験会場を選ぶ
筆記試験は基本的にどこで受けても共通の問題が出てくるので問題はありませんが、実技試験は試験会場を吟味すべきであると考えています。
というのも地域ごとのDMVで走る道の人や車の多さや難易度、試験官の採点の目などで会場ごとに難易度が異なります。
例えば私が免許を取得するときに住んでいたSanta Monicaは採点が厳しいことで近所でも有名でしたので、同地区に住んでいる人でもわざわざ隣町のCulver CityのDMVまで行って受験する人も少なくありませんでした。
いくら練習はして受験するとは言え、出来ることならやはり一発で合格したいですしね。
結果的に朝早く試験を受けた上、かつ人や車も少なく、割とリラックスした状態で試験に臨むことができました。
試験を受ける
いよいよ本番試験ですが、車は先述の通り自分で準備する必要があります。
助手席にDMVの試験官が隣に座って評価します。
試験自体は15-20分くらいで終了して、その場で合否判定が下されます。
100点満点から減点方式で85点以上で合格です!
具体的なポイントと言えば、
- 運転の前にバックミラーとサイドミラーを指差しで確認
- 大袈裟なくらい左右をしっかり確認する
- ある程度駐車の練習をしておく
などなど、しつこく安全に運転できるということをアピールすることです。
スピードを落としすぎると逆に危険と見なされますので、標識ちょうどくらいの速度で走るようにしましょう。
ちなみに私はと言いますと実際に試験で通る道を紹介していただいた上に試験前に同ルートで練習をするという万全の準備をした上で試験に臨みました。
結果として路面駐車などで失敗をしてしまい、「あ、不合格だ」なんて思ってましたが、最終的に試験官より、
なんて言われて合格しました。優しい人でよかったです。
免許証を受け取る
合格すれば、上の写真のような免許が自宅に届けられます。
(個人情報満載ですのでモザイクだらけですが…汗)
DMVによっては時間がかかる場合があるのでゆっくり待ちましょう。
ちなみにアメリカでは一般に16歳から免許を取得できますが、21歳未満の方の運転免許証はすぐに未成年だと見分けられるように縦のデザインになっています。
これがあれば、アメリカの公道でも運転が可能が可能です。
ここまで到達できた方、おめでとうございます!
おわり
以上、アメリカでの運転免許についての紹介でした。長文最後まで読んでくれてありがとうございます。
当ブログでは私のアメリカ留学、中国生活を中心に海外でのお役立ち情報を紹介しています。
よろしければ他の記事もぜひ見ていってください。
それでは今回はここら辺で失礼します!