こんにちは、Hazuki(@August742Leaf)です。
この記事では私が先日訪れた日本最西端の島、与那国島の観光スポットや島を回る点での注意点などを解説していきます。
私個人としては、小さい頃見ていたテレビ番組、鉄腕DASHの「ソーラーカー日本一周」という企画でこの島を目撃し、いつか回ってみたいと思っていましたが、大人になってようやくこの島を訪れるというささやかな夢を叶えたため、記憶が新鮮な状態のうちにお役に立てる情報を共有できたらなと思っております。
知名度こそあれど、実際に訪れる人の数はあまり多くない与那国島の魅力について、紹介してきます!
Contents
与那国島について
与那国島は沖縄県の南西、八重山諸島の西の果てに位置している、人口1700人ほどの島です。
この記事でも良く言及しますが、日本で最も西に位置した島です。
台湾から僅か100kmほどという距離の場所にある一方で、日本の領土の中で最も東京から離れており、なんと2,117kmもの距離があります。
与那国島より主要都市までの距離(単位:km) | |
台湾 | 111 |
石垣島 | 117 |
那覇 | 509 |
香港 | 951 |
マニラ | 1,124 |
ソウル | 1,500 |
マニラ | 1,833 |
東京 | 2,112 |
シンガポール | 3,278 |
参考:日本国最西端之地の碑の裏側
台湾が目と鼻の先にあり、天気の良い日には島の最西端(つまり日本の最西端)からは目視できるほどの近さです。
与那国島がいかに日本にとって最果ての地であるかが伺えます。
この島の主な産業は農業や畜産業、漁業ですが、島には高校が1つも無いため、進学を考えている子どもたちは島を離れざるを得ない状態であり、後継者問題なども絶えません。
最近では国境が近くにあるため、2016年には安全保障の観点から自衛隊の駐屯地が開設されて、自衛隊員やその家族などが移り住んでいます。
与那国島の行き方
日本最西端の島、与那国島へ行く方法は、基本的に飛行機かフェリーの二択になります。
飛行機で行く場合
飛行機の場合、JAL系列の琉球エアーコミューター(RAC)という会社の便を使用して、沖縄は那覇か、石垣島のいずれかからのフライトとなります。
※残念ながらANA系列の便はございません。
以下の会社が沖縄や北海道便などに強いみたいですので、よろしければ参考にしていただければ幸いです。
JALで行く、格安国内旅行なら【ニーズツアー】!フェリーで行く場合
フェリーに乗る場合は石垣島から「フェリーよなくに」に乗っておよそ3〜4時間ほどで与那国島に行くことができます。
こちらは石垣島と与那国島、それぞれ週2回運行しています。
- 石垣島→与那国島:火・金曜日 10:00
- 与那国島→石垣島:水・土曜日 10:00
費用は片道3,550円、往復で6,750円です。小学生以下の方はおよそ半額になります。
石垣島から与那国島での船旅は揺れが激しいことで有名で、船酔いになって吐いてしまうお客さんも多かったようで「ゲロ船」などと呼ばれているようですが、島の中でお会いした、頻繁に与那国島に訪れている方のお話を聞くとそれでも以前よりは幾分か改善されているとのことです。
運行状態などのフェリーよなくにの情報についてはこちらを参考にしてください↓
与那国島の観光スポット
与那国島の観光スポットを紹介していくに当たって、その前に与那国島にある3つの集落を紹介しておきます。
それぞれの観光スポットがおよそどの位置にあるかということを把握し、スムーズに観光できるのではないかと思います。
与那国島の3つの集落
与那国島には祖納(そない)・比川(ひがわ)・久良部(くらぶ)と3つの集落があります。
祖納(そない)集落
与那国島で最も人口が多く、町役場などがある中心的な集落です。
それなりの人の賑わいの中に昔ながらの赤瓦の屋根や石垣が残っており、最果ての地においても人の暖かさを感じやすい場所です。
私はこちらの集落にある某ゲストハウスに滞在しましたが、出会った先の方々には本当に優しくしていただきました。
比川(ひがわ)集落
祖納から山を越えた所にある南の集落が比川集落です。
集落からすぐ出た所から美しい海を望む事ができ、季節が合えば花が咲き誇っている様子が見られるなど、非常に美しい集落です。
コロナ禍ではありましたが、この集落でたまたま見つけたレストランで食べたご当地料理が本当に美味しくて感動しました。
久良部(くらぶ)集落
久良部集落は与那国島、そして日本の最西端にある集落です。
後述する日本国最西端之地の碑がある岬、西崎(いりざき)や石垣島からの定期運行フェリー、漁港などがあり、海の玄関口としての機能を果たしています。
与那国島の観光スポット
こちらでは皆様お待ちかねの与那国島の観光スポットを紹介して行きます。
西崎(日本最西端の碑)
久良部集落には日本最西端の岬、西崎があり、そこには展望台と灯台、そして日本最西端の碑が建てられています。
私が行った当日は雨と晴れが繰り返していましたが、写真撮影を行った時には奇跡的に晴れてくれました!
天気が良い日には台湾を目視することができ、日本で一番最後に日が沈む場所でもあります。
実際にこの日は午後8時くらいまで日の明るさを感じることができました。
長らくこの場所が日本最西端の地とされてきましたが、2019年6月に国土地理院によって改訂が行われ、約110m西にあたる「トゥイシ」と呼ばれる岩が正式な最西端の地となりました。
西崎の端は断崖絶壁となっており、物理的に行くことが難しいので実質的な観光としての最西端はやはりこの場所ということになりそうです。
Dr.コトー診療所(志木那島診療所)
与那国島の南側にある比川浜は美しいビーチでこれを見るだけでもかなりの観光になりますが、浜の左手側には2003年に収録されたドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地である診療所が今も残っています。
診療所の中は300円を支払えば今でも見学が可能です。
私が行った時は中に誰もいない状態だったので、集金ボックスにセルフで入れるような形でのお支払いでした。
与那国島海底遺跡
Dr.コトー診療所がある比川浜から少し東に行った所には海底遺跡があり、この海底遺跡やこの辺りで見られるハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)を目当てにダイビングに来る方が多いそうです。
こちらの遺跡は未だに謎が多く、自然にできたものなのか、人によって作られたのかもわかってはいませんが、もし人為的なものであれが私たちが知らない文明があった可能性もあり少しワクワクしますね。
今回私は体験することはありませんでしたが、与那国島のダイビングは冬がピークシーズンとのことです。
夏の間は潮の流れが激しく、熟練したダイバーさんでも流される可能性があるとのことですが、冬になると流れが島の方に向かって行くため、ダイビングは冬に行うのが望ましいそうです。
熱帯雨林気候である与那国島では真冬の時期でも平均気温が20度を超えており、寒さの心配はなさそうです。
与那国馬の乗馬体験
この島には与那国馬という日本で8種類しかない在来種のうちの1つがいます。
こちらの馬は普通に道路でも見ることができて野生なのか、飼育されているのかわからなくなりそうですが、乗馬体験をすることができます。
体長は120cmほどと小さめのサイズの馬ですので、初心者の方でも多少のレクチャーをこなすことで挑戦できると思いますので、興味のある方にはおすすめです。
与那国馬の乗馬体験のサービスを行っている牧場はいくつかありますが、島内やインターネットでよく目にする牧場のリンクを載せておきますね。
与那国島観光の注意点
与那国島で観光を行う際の注意点ですが、これは私が実際に観光してみて感じた感想や、現地でお会いした方からの情報が含まれています。
与那国島を観光する際の参考にしていただければ幸いです。
宿は事前に予約し、レストランにも電話をしておく
まずやっておくべきことは宿泊先を事前に予約して確保しておくことです。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、与那国島を含めた離島ではキャンプや野宿が禁止されていることが多い上に、宿の数が限られており、事前に宿泊先を予約しておかなければ現地の方に少なからず迷惑をかけることになってしまいます。
2021年4月からは与那国島唯一のリゾートホテルだった「アイランドホテル与那国」は無期限に営業を停止しており、また全国チェーンのホテルなども無いので、実際に運営しているのは個人で経営されているゲストハウスなどがほとんどです。
そのため、自分の身の安全を確保する面でも、現地の皆様に迷惑をかけないという意味でも宿泊先は行く前に確保しておきましょう。
レストランについても、行く前に電話などで営業しているか確認してから行くことをお勧めします。
宿泊先のように行く前に毎度予約するほどの徹底さは必要ないと思いますが、コロナの影響で営業していないという事が多かったため、事前にお店に電話をかけて確認してから行くのが望ましいです。
坂が多く自転車はキツい!車やバイクのレンタルがおすすめ
与那国島の観光には車やバイク、原付などをレンタルして回るのがおすすめです。
今回、私は日本での自動車免許を所持していなかったため、自転車をレンタルして島を回りましたが、山や坂が多いため、アップダウンが激しくかなりキツいものがありました。
元々の私の体力に問題があるのかもしてませんが、道の途中でたびたび息切れを起こし、何度も立ち止まっての休憩が必要でした。
私が自転車を借りたのは「与那国ホンダ」さんでした。こちらではもちろん車やバイクのレンタルも可能です。(というか車やバイクのレンタルをメインに行っています。)
空港には「北浜レンタカー」の店舗などもありました。
交通情報については与那国町観光協会のWebサイトが本当に役に立ちます!
こちらにはレンタカーやタクシーの連絡先なども掲載されているのでご活用ください。
無料バスを使うことも検討しよう
与那国島には無料の生活路線バスが開通しており、地元の方のみならず、観光客でも利用する事ができます。
こちらの時刻表は与那国町観光協会のWebサイトに記載されております、時刻表を転載いたしますので参考に指定してください。
1日に9便、およそ1~2時間に1本ほどのペースで運行しており、離島といえどそれなりに充実しているように感じます。
私は今回タイミングが合わず、バスに乗ることは叶いませんでしたが、無料の交通手段ですので移動費を少なくしたい方は検討しても良いのでは無いでしょうか?
コンビニがないので、商店の位置を把握しよう
与那国島に滞在している間、水や食料は買えるうちに買っておくのがベターです。
与那国島には全国チェーンのコンビニやスーパーなどと行った店は一軒もありません。(2021年6月現在)
そのため、基本的に日用品や食料の購入は昔ながらの個人商店で買うことになります。
その商店でも品揃えは本土と比べて決して恵まれているとは言えず、入荷するものにも限りがあるため、「今日あれあるー?」「そこに無かったらもう無いよ」みたいなやりとりが現地の方の間でも頻繁に行われていました。
与那国島は年間を通じて気温が高いため、喉が乾いたり、塩分が欲しくなったりすることになると思いますので、到着したら早い段階で日用品が買える店の位置を把握し、必要なものを買うようにしましょう。
おわりに
以上、与那国島の概要や観光スポット、注意事項の紹介でした。
久しぶりのブログ更新でボリュームを増えてしまいましたが、お伝えしておきたい情報はまとめて紹介して参りました。
もし与那国島へ行きたいと考えていたり、興味を持ってくれた方がいてくれれば何よりです。
今後ともマイペースに旅の情報を更新していこうと考えております。
それでは、今回はここで失礼します!
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