こんにちは、Hazuki(@August742Leaf)です。
今回はSPGアメリカン・エキスプレスというクレジットカードで得られるMarriott Bonvoyポイントを各航空会社のマイルに交換する方法を解説します。
- SPGアメックスで貯めたポイントをマイルに交換する方法が知りたい。
- 交換レートやおすすめの航空会社が知りたい。
- そもそもSPGのメリットを活かしきれているのか不安
そんなあなたの悩みを、実際に使用してみた私がこの記事で解決していきたいと思います。
先日私は東京からロサンゼルスに行くためにフライトを予約しなければなりませんでしたが、お値段が片道のエコノミークラスでなんと19万円!?もすることがわかり、マイルに交換することにしました。
結論東京→ロサンゼルスのフライトは片道25,000マイル (60,000ポイント)で取得できたので、約19万円/25,000マイル = 7.6円/マイルとなかなか良い単価でポイント(マイル)を活用することができました。
そんなことがありまして、実際にマイル交換作業なども行ってきましたので、この記事で各航空会社への交換レートやおすすめの交換先、マイル交換の方法などを解説していきます。
もしこちらの記事があなたのご参考になることができましたなら幸いです。
Contents
Mariott Bonvoyポイントはマイルに交換可能!
SPGアメックスというクレジットカードで貯められるMarriott Bonvoyポイントは「マリオット」や「ザ・リッツ・カールトン」となどの高級ホテルの無料宿泊やアップグレードに使用することができます。
更にSPGアメックスで得られるMariott Bonvoyポイントは40を超える航空会社のマイルと交換することができます。
SPGアメックスを使用した際に得られる通常時の還元は「100円につき3ポイント」ですが、ポイントプログラムに参加しているホテルでの宿泊や飲食の支払いで利用すると「100円につき6ポイント」という高レートで還元を受けることができます。
ポイントの交換レートは?
基本的にMariott Bonvoyポイントと各航空会社のマイルとの交換レートは一部の例外を除いて、3ポイント = 1マイルです。
JALの場合は6,000マイルから、ANAの場合は5,000マイルから特定航空券を購入することができるので、それぞれ18,000ポイントと15,000ポイントが必要になります。
以下に各航空会社のマイルとの交換レートを載せておきますが、多少長くなりますので既に意中の航空会社がある場合「ページ内検索」や「Ctrl+F」の機能を使って探していただけますと便利です。
スターアライアンス
スターアライアンス対応航空会社数:12/26社
航空会社 | 国籍 | 交換レート |
ユナイテッド航空 | アメリカ | 3:1.1 |
エアカナダ | カナダ | 3:1 |
タイ国際航空 | タイ | 3:1 |
ニュージーランド航空 | ニュージーランド | 200:1 |
全日本空輸(ANA) | 日本 | 3:1 |
シンガポール航空 | シンガポール | 3:1 |
アシアナ航空 | 韓国 | 3:1 |
TAPポルトガル航空 | ポルトガル | 3:1 |
ターキッシュエアラインズ | トルコ | 3:1 |
エーゲ航空 | ギリシャ | 3:1 |
アビアンカ航空 | コロンビア | 3:1 |
コパ航空 | パナマ | 3:1 |
スカイチーム
スカイチーム対応航空会社数:8/19社
航空会社 | 国籍 | 交換レート |
デルタ航空 | アメリカ | 3:1 |
アエロメヒコ航空 | メキシコ | 3:1 |
エールフランス/KLMオランダ航空 | フランス/オランダ | 3:1 |
大韓航空 | 韓国 | 3:1 |
アエロフロート・ロシア航空 | ロシア | 3:1 |
アリタリア-イタリア航空 | イタリア | 3:1 |
サウディア航空 | サウジアラビア | 3:1 |
※エールフランスとKLMオランダ航空は「フライング・ブルー」という共通のマイルを利用しているため、上記の表で1つにまとめました。
ワンワールド
ワンワールド対応航空会社数:7/14社
航空会社 | 国籍 | 交換レート |
アメリカン航空 | アメリカ | 3:1 |
ブリティッシュ エアウェイズ | イギリス | 3:1 |
イベリア航空 | スペイン | 3:1 |
日本航空(JAL) | 日本 | 3:1 |
カンタス航空 | オーストラリア | 3:1 |
カタール航空 | カタール | 3:1 |
アラスカ航空 | アメリカ | 3:1 |
その他航空会社やグループ
対応社数:14社
航空会社 | 国籍 | 交換レート |
エアリンガス | アイルランド | 3:1 |
エミレーツ航空 | アラブ首長国連邦 (UAE) | 3:1 |
エティハド航空 | アラブ首長国連邦 (UAE) | 3:1 |
フロンティア航空 | アメリカ | 3:1 |
海南航空 | 中国 | 3:1 |
ハワイアン航空 | アメリカ | 3:1 |
LATAM航空 | チリ | 3:1 |
サウスウエスト航空 | アメリカ | 3:1 |
ヴァージンアトランティック | イギリス | 3:1 |
ヴァージン・オーストラリア航空 | オーストラリア | 3:1 |
アジアマイル | 詳しくはこちら | 3:1 |
InterMiles | 詳しくはこちら | 3:1 |
Multiplus | ブラジル? | 3:1 |
Vueling Club | 主にヨーロッパ | 3:1 |
ポイント交換で5,000マイルを損しないために
SPGアメックスで得たMariott Bonvoyポイントは60,000ポイントまとめて交換することで、5,000マイルのボーナスを得ることができます。
例えばポイントをJALのマイルに交換しようとした際に、30,000ポイントを交換して10,000JALマイルを手に入れることができます。
ですが、60,000ポイントを一気に交換することで、本来手に入れられる20,000マイルに加えてボーナスが付き、25,000JALマイルを手に入れることができます。
※ちなみにJALで25,000マイル貯めると東京⇄ロサンゼルス間のエコノミークラスを特典航空券として購入することができます。
2021年9月1日、私はSPGアメックスで貯めたポイントをマイルに変えてロサンゼルス行きのチケットを購入し、アメリカに行くことにしました。
多くの紹介記事でSPGアメックスのポイント還元率が1.25%と言われているのはボーナスのマイルも加味した時の計算値が含まれているからですね。
これだけの還元率を誇るカードはJALカードでもANAカードでも年会費が10万円以上するようなプラチナクラスだったりしますが、SPGアメックスであれば34,100円で利用することができます。
SPGアメックス。やはり旅好きの方にはおすすめしたいです。
本来、5.000マイル(15,000ポイント)という金額はSPGアメックスの日常での使用で貯めると考えた場合、50万円以上の出費が必要です。
そんなポイントをみすみすと逃してしまえばとってももったいないとは思いませんか?
やるなら一気に!交換する時は60,000ポイント以上での交換を強く推奨します。
おすすめの航空会社は?
基本的に交換レートは3:1なので、日本でのご使用がメインの場合はJALでもANAでも、ご自身が使用する航空会社とのマイル交換がおすすめです。
※実際に私はポイントをJALのマイルと交換しました。
ですが、「もっとマイルをゲットしたい!」「より上質なサービスを体験してみたい」という方のために、いくつかおすすめの航空会社を紹介したいと思います。
ユナイテッド航空
より多くのマイルを手に入れたい方、アメリカ路線が多い方にはユナイテッド航空がおすすめです。
ユナイテッド航空のマイルとMariott Bonvoyポイントを交換する際のレートは3:1.1で、他の航空会社よりもレートが良いです。
また、この2社はリワードプラスという特別な提携を結んでおり、10%のボーナスマイルも獲得することができ、シンプルに他の航空会社よりも多くのマイルを獲得することができます。
また元アメリカ留学生として、この航空会社をおすすめする理由は日本⇄ロサンゼルス間ではANA、エアカナダ、シンガポール航空、エバー航空と行ったスターアライアンスの路線が非常に充実しているということです。
ユナイテッド航空自体のサービスは正直微妙だと個人的には感じてはおりますが、これらのスターアライアンスの航空会社のフライトをユナイテッド航空のマイルを利用して取得することができるので、アカウントを作成し、マイル交換先として使うと便利です。
エミレーツ航空
SPGアメックスで得られるマリオットの上級会員という身分をうまく活用できるのがエミレーツ航空です。
エミレーツ航空はアラブ首長国連邦(UAE)を本拠とする航空会社でスターアライアンスやワンワールドといったアライアンスに加盟はしていませんが、Your World Rewardsという独自のプログラムでSPGアメックスと提携を結んでいます。
具体的にはMariott Bonvoyのゴールド会員以上を所持しているとエミレーツ航空登場時にポイントがもらえたり、エミレーツの上級会員であれば、マリオット系列のホテルに宿泊することでエミレーツのマイルがもらえたりします。
SPGアメックスを所持している時点で自動的にMariott Bonvoyの上級会員となることができるので、非常にお手軽な条件です。
更にMariottでプラチナ会員以上であれば優先搭乗やチェックインなどの優遇も受けることができるので、是非とも検討してみて下さい。
シンガポール航空
シンガポール航空の魅力はなんと言ってもサービスの良さと、「スイートクラス」と呼ばれるファーストクラスを超えたサービスのシートがあることです。
YouTubeで「シンガポール航空 スイートクラス」と検索していただければ、まるでホテルの個室のようにスペースや、高級なアメニティ、フライト中に広げてダブルベッドのようにできるシートなど至れり尽くせりな様子を見ることができます。
このスイートクラスを購入しようとすると、どれほど安くても50万円から時には数百万円ほどの料金がかかってしまいますが、マイルで特定航空券を発見することができるそうなので興味がある人は試してみて下さい。
ちなみに日本から北米路線では11万マイル(つまり27万ポイント)で発券が可能とのことです。
また、エコノミークラスでも機内色が比較的美味しく、更に値段もお手軽なことが多かったので私がアメリカに留学していた時は良くこの航空会社の便を利用させていただきました。
シンガポール航空は特別な体験をしてみたいという方にも、コスパ重視で多少サービスも良い方が良いという方にもおすすめできる航空会社です。
ポイントをマイルへ交換する方法を7ステップ画像付きで紹介!
マイルへの交換はMarriott Bonvoyの公式ページから可能です。
https://www.marriott.co.jp/default.mi
こちらのページに入りログインして下さい。
①ページ上部に「Marriott Bonvoyについて」タブの中にある「ポイント/サーティフィケートの使用方法」をクリックしてください。
②「ポイント/サーティフィケートを使う」のタブ内の「旅」をクリックします。
③下にスクロールし、「ポイントをマイルに移行」と選択します。
④「ポイントの移行」をクリックしてください。
⑤「航空会社のマイレージプログラム」の中から交換したい航空会社のマイルを選択し、交換するポイントの数を入力します。入力が終わったら「次へ」をクリックして下さい。
⑥最後に本人確認のために紐づけているメールアドレスの認証が必要になります。
「Eメールを送信」をクリックしましょう。
⑦メールアドレスに仮コードが届くと思いますので、「Eメールからコードを入力」の欄に入力して「送信」すれば手続きは完了です。
気になる反映日時ですが、以上の手続きが終わってから1〜2週間かかる場合もあるらしいので、ある程度余裕を見ておくことをおすすめします。
マイル交換の注意点
交換レートや有効期限は再度確認するようにしましょう。
例えばニュージーランド航空は200:1という、明らかに他の航空会社と比べて損をするようなレートでの交換となります。
基本的に現時点ではニュージーランド航空さえ回避しておけばどこの航空会社でも損をすることがありませんが、今後このような変更がある可能性も踏まえて交換前に最新の情報を確認するようにしましょう。
マイルやポイントの有効期限に関してですが、JALやANAの場合36ヶ月となっており、その期間までに使うことができなければ無用の長物となってしまいます。
SPGアメックスの場合、Mariott Bonvoyポイントの期限は2年間ですが、宿泊やマイル交換などでポイントを使用したり、SPGアメックスを使用してポイントを得たりとポイントに変動があれば、そこから2年間期限を延長することができます。
つまり、日常からSPGアメックスを使用していればMariott Bonvoyポイントがなくなる心配をする必要はありません。
SPGアメックスの申し込み条件は(審査など)
SPGアメックスの審査基準は公表されていませんが、20歳以上で安定した収入があることということです。
勤続3年や年収300万円以上などといった目安はあるようですが、詳細は不明です。
私の場合で言えば大学を卒業後、新卒1年目、年収300万円程度の会社員という状態で審査に通りました。
会社員として定期的に収入があれば基本的には合格できると思いますが、不合格にならないポイントを押さえておきましたので、気になる方はこちらの記事も参考にして下さい。
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